2026年5月21日更新

天野聖子さんが、亡き父上の残した資料の中に、丹念に綴られた第二次大戦従軍時の日記を発見したのは数年前。セピア色に変色した写真の数々と共に、父からは直接語られることもなく、敢えて尋ねることも躊躇せざるを得なかった戦争の実相が記されていることに、聖子さんは「戦争の実態を伝える、数少ない記録だ」と、胸を揺さぶられ、一つ一つの言葉の裏にある父の思いを読み解きつつ、数年の日々を重ねて整え、このたび出版へと至ったのです。(あけび書房刊)
天野聖子さんは、学び舎は異なってはいたものの、55年ほど前からの、互いに気の置けない仲間の一人です。5月16日(土)夕、その仲間たちが、久しぶりに集い、ささやかな出版記念の会を催しました。

戦争の引き起こす幾多の惨禍に耐え、潜り抜け、現代の私たちにまで生命を繋いできた人々の、日々の言葉の重みを、今一度振り返る機会となる書です。
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